広島厚生会グループには平成28年に入職しました。介護つき有料老人ホームでは75人分の健康管理と生活サポート、環境整備などを行っていますが、一人ずつ過去の病歴や出身地、家での生活などが異なるため覚えることが数多くあります。

一人一人の状態を知った上で医療に携わる保健室やグループ内での連携につなぐと、目に見えて入居者に変化が現れます。歩けなかった方が少しでも歩き、引きこもりがちだった方が体操やレクリエーションに参加される。その人を知りその人に合う生活リハビリを行うことで元気になってもらうことが一番の喜びですね。生活リハビリの研修は毎月実施されており、情報共有の場としてもいい機会になっています。

私は3年の実務を積んで介護福祉士の資格を取得。マネージャーとして職員や入居者にもっと頼りにされるよう、今後も学んでいきます。

平成27年、人に役立つ仕事をしたいと介護つき有料老人ホームに3年間勤務しました。その後入居者の方がデイサービスのイベントに参加する取り組みがあることを知り、興味が湧き、希望を出してデイサービスへ異動しました。

ボールを使った体操やおじゃみゲームなどを提案し、もの忘れがひどくなったり動作が緩慢になったという利用者の方に声かけをして様子を見たりもします。相手を想う心、相手ができないことに接するときには、本当にその人のためになっているかという葛藤もありますが、ご家族から利用者の方が最近明るくなったという声を聞くとやりがいを感じます。

今後はキャリアアップをしながら企画力を広げ、地域のご協力のもとにもっと楽しみをご提案したいです。私自身は5年前にレコード会社主催の歌の全国大会で優勝した経験があり、利用者の方々がカラオケの再開を望まれているのでそこで披露し、利用者の方々に喜んでもらえればと思っています。

平成24年に広島萬象園の介護つき有料老人ホームから介護職の世界に入り、その後広島八景園の介護つき有料老人ホーム、特別養護老人ホームのマネージャーとして経験を積み、令和6年2月開設のグループホームで勤務しています。

入職のきっかけは学生時代に父が病気になり何もできず、母の介護が必要になったときに役に立ちたいと考え介護職を目指しました。前職は日用雑貨店で働いていたため介護未経験でしたが、いろいろな研修や先輩職員の丁寧な指導の元、スキルを身につけることができました。

現在、広島八景園のグループホームの運営についてどのように行うか、改めて考えています。一つには入居者の方が家で過ごしていた環境をグループホームでも実現させること。またグループホームに入居される方は自分のやりたいこと、言いたいことを上手く表現できないことも。だからこそ相手の思いをくみ取ることが大切だと思います。入居者の「ありがとう」という思いがこもった笑顔を引き出すことこそ、この仕事のやりがいだと感じています。